口腔習癖と歯並び

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口腔習癖と歯並び

2021年07月24日

口腔習癖 とは

 

 

 

口腔習癖(こうくうしゅうへき)とは、簡潔に言うとお口周りの癖のことをいいます。普段「唇を噛む」「舌で歯を押す」などの癖はありませんか?

 

実はこれらの口腔習癖と呼ばれる癖は、歯並びや矯正治療に大きく関わるものなのです。

 

 

なんでだめなの?

 

口腔習癖が問題とされるのは、歯並びに影響が出るためです。

 

舌や頬の筋肉が歯に与える力は、とても微弱なものです。しかし、その微弱な力が長期的・継続的に行われると、歯は少しずつ動き始めます。

 

また、口腔習癖は歯並びだけでなく、顔面の形成などにも関係します。

 

 

口腔習癖 の種類

 

では、歯並びに影響を与えるのは、どのような癖でしょうか?下記で詳しくみていきたいと思います。

 

 

▼口呼吸

 

「アデノイド顔貌」という言葉を聞いたことはありませんか?アデノイド顔貌は、口呼吸によって引き起こされるものです。口呼吸によってアデノイド(咽頭扁桃)が肥大することで起こるこの顔貌は、

 

  • ・顎が後退する
  • ・口元が突出する
  • ・鼻が低くなる

 

 

などの顔面形成に大きな影響を与えます。

顔貌以外にも、「歯並びに影響を与える」「口が乾燥することで細菌が増殖し、口臭が生じる」「口から病原菌が侵入しやすく、風邪などをひきやすくなる」などの特徴があります。

 

 

▼吸唇癖・咬唇癖

 

吸唇癖・咬唇癖はその名の通り、唇を咬んだり吸ったりする癖です。これらの癖は、歯並びに影響を及ぼします。

例えば吸唇癖では、唇を吸うことで歯が舌側に倒れ、咬み合わせや歯並びが悪くなることがあるのです。

 

 

▼弄舌癖

 

弄舌癖(ろうぜつへき)とは、「口の中で舌を弄ぶ癖」のことを言います。

具体的には、

 

  • ・舌で前歯の裏側を押す
  • ・舌を前歯で噛む

 

などの癖が含まれます。前歯を前に出すというこの癖は、出っ歯に繋がりやすくなるといわれています。

 

 

▼指しゃぶり

 

指しゃぶりが一定の年齢以上になってもなくならない場合、歯並びにも大きく影響を与えることがあります。

指をくわえることで、前歯が前に傾斜(斜めに傾くこと)して、出っ歯や前歯で噛めない開咬になるリスクが高くなってしまうのです。

 

 

大人でも多い?

 

大人の方でも、口腔習癖のある方は多くいらっしゃいます。

 

特に、舌の位置がわからない方や舌で前歯の裏を押しているという方は、決して珍しくはありません。

普段、舌の先があるべき正しい位置はどこかわかりますか?

 

 

正解は、上あごにある「スポット」と呼ばれる場所です。

 

 

 

安静時に、舌の先端に歯が触れることはありません。最初は違和感があるかもしれませんが、慣れてしまえばとても簡単です。

 

当院では、このようなアドバイスや指導を行いながら、よりよいマウスピース矯正を行っております。矯正が終わっても、このような癖があることでまた歯並びが戻ったら、元も子もないですよね。心配なことや不安なことがあれば、随時ご相談ください。

 

 

矯正治療における 口腔習癖

 

矯正治療中に口腔習癖があると、矯正装置の力が十分に発揮されず、治療自体が遅れてしまうことがあります。

いくら舌よりも矯正装置の方が強くても、拮抗する力が存在してしまう「治療が思うように進まない」「治療期間が延びる」などが生じるケースもあります。

これは、ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも同じです。

 

当院では、治療前の診断時に「どんな癖があるか」「どのような影響を与えているか」なども含めてお話をしています。長年の癖はすぐには完ぺきに治すことは難しいですが、把握しているのと把握していないのとでは雲泥の差です。口腔習癖は『長年の癖であること』・『無意識の癖であること』から自覚することが難しいものです

『もしかしたら変な癖があるかも…』という方でも、ご安心ください。

 

 

口腔習癖 の治し方は?

 

口腔習癖の治し方は主に二通りあり、

 

  • ・装置を装着する
  • ・意識するように注意する

 

となります。

当院では、後者の自主的な意識付けでの改善を行っております。当院のスタッフも口腔習癖の経験があるため、分からないことや疑問点があればお気軽にご相談くださいね。

 

 

トレーニングって?

 

歯科医院で主に行われるトレーニングは、MFT(Oral Myofunctional Therapy)と呼ばれる口腔筋機能療法です。これは、舌や唇、頬などの口周りの筋肉をトレーニングすることで、正しく機能させるという治療法になります。

 

ご自身で可能なトレーニングは、やはり意識をすることでしょう。例えば「無意識に唇を咬んでいたら、すぐにやめるようにする。」「デスクや日常的に間につく場所に『咬まない』などのメモを貼る」といったものになります。

これは食いしばりの意識改善などでも使われるもので、寝ている時などにはどうしても無効にはなりますが、根本的な意識改善へとつながる有効な手段です。

 

 

口腔習癖の改善は難しいものですが、焦らず少しづつ行うことで効果は発揮されます。

上記に挙げたような癖があっても、当院でのマウスピース矯正は可能です。ご不安な方・一度話を聞いてみたいという方は、無料カウンセリングでご相談くださいね。

希望者には安心の「LINEサポート」があります!

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当院で矯正治療を開始された方で、希望される方は、担当医によるLINEサポート(無料)を行っています。

LINEサポート

通常は4週~5週に1回来院いただき、お口の状態を確認しますが、LINEフォローをお申込みいただいた場合は、毎週LINEからお口の状態を送信いただくことで、担当医がちゃんと歯が動いているか、問題が出ていないかを確認し患者さんにフィードバックします。

また、何か問題が起きた時もLINEで送信いただければ、担当医がすぐにご返信しますので安心して治療に専念することができます。

興味がある方は、当院までお問い合せ下さい。

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