- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
口ゴボは部分矯正では治らない?
2025年06月17日
口ゴボは部分矯正では治らない?マウスピース矯正を使った正しい治療法を解説
こんにちは。
「口元が前に出ている…」と感じている方、いわゆる「口ゴボ」に悩む人は意外に多いものです。
そんな口ゴボを治したいときに「部分矯正で治せるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、部分矯正だけで口ゴボを改善するのは非常に難しいです。
部分矯正とは?その特徴と限界
まず「部分矯正」とは、歯並びの一部分、主に前歯のみを動かす矯正方法です。
- 治療範囲が狭いため、前歯の軽いガタつきや傾きを整えるのに適しています。
- 治療期間が短く、数ヶ月から1年程度で終わることが多いです。
- 費用も比較的安価で、10万円〜50万円ほどが相場です。
しかしながら、部分矯正は歯列全体を調整できず、奥歯の位置を変えることもできません。
そのため、口ゴボの原因の一つである歯列全体の突出や噛み合わせの問題には対応できないのです。
口ゴボの原因は多岐にわたる
口ゴボの状態は、単に「歯が出ている」だけではありません。
主な原因は以下の3つです。
1. 歯の突出
前歯だけでなく、歯列全体が前方に傾いている、または全体的に前に出ている状態。
この場合は歯全体を後ろに引くことが必要ですが、部分矯正では難しいです。
2. 骨格の問題
顎の骨格バランスが悪く、特に上顎骨が前に突出している場合。
この場合は骨の位置自体を改善しなければならず、歯の移動だけでは効果が限られます。
3. 習慣的要因
舌の位置や口呼吸の癖などが歯並びや顎に影響し、口元の突出感を助長するケースもあります。
なぜ部分矯正では口ゴボを治せないのか?
スペースが足りず歯を引っ込められない
部分矯正は抜歯や奥歯の移動が難しく、歯を後ろに引くためのスペースが作れません。
そのため、口元の突出感は残ったままになることが多いです。
奥歯の調整ができない
噛み合わせのバランスは奥歯の位置にも大きく依存します。
部分矯正では奥歯を動かせないため、口元の形を整えるのに必要な噛み合わせの調整が不十分です。
骨格性の問題には対応不可
骨格が原因の場合は、歯を動かしても骨格の突出は改善されません。
外科的矯正(手術を伴う矯正)が必要になることもあります。


マウスピース矯正とは?メリットとデメリット
最近注目されているマウスピース矯正は、透明なプラスチック製の装置を使って歯を動かす矯正方法です。
メリット
- 装置が目立ちにくい
- 取り外し可能で衛生的
- 痛みが少ない
- 通院回数が少ない
デメリット
- 複雑な歯の動きには向かない
- 骨格の問題は解決できない
- 部分的に使うだけでは口ゴボの改善は難しい
口ゴボ改善には「全体矯正」が必須
口ゴボをしっかり改善したいなら、部分矯正ではなく歯列全体を動かす全体矯正が必要です。
マウスピース矯正も、全体矯正の手段として使えます。
- 抜歯をしてスペースを確保し、歯を後ろに引く
- 奥歯を含めて噛み合わせを整える
- 専門医が治療計画を綿密に立てる
こうした全体矯正であれば、口元の突出感を大きく改善できます。

まとめ
- 口ゴボは部分矯正だけでは治りにくい。
- マウスピース矯正も部分的に使うだけでは効果は限定的。
- 全体矯正(抜歯・奥歯の調整含む)が口ゴボ改善には不可欠。
- 骨格性の問題がある場合は外科矯正も視野に。
- 専門医の診断・治療計画を必ず受けることが重要。
もし口ゴボに悩んでいるなら、まずは矯正専門医の無料相談や検査を受けてみましょう。
適切な治療計画で理想の口元を手に入れられますよ。





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