- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
矯正治療で寿命は伸びる?健康寿命を延ばす理由とマウスピース矯正のメリットを解説
2026年01月11日
矯正治療で寿命は伸びる?歯並びと健康寿命の深い関係を徹底解説
「矯正治療は見た目のためにするもの」
そんなイメージがいまだに根強いかもしれません。
ですが近年、歯科医療の現場では、
“矯正治療は見た目の改善だけでなく、健康寿命を延ばす可能性が大きい”
という考え方が注目されています。
実際に、歯並びや噛み合わせは食事・睡眠・姿勢・口腔衛生など、
私たちの体を支える多くの機能に影響します。
「矯正すると寿命が伸びるって本当?」
この記事では、その疑問を科学的・医学的な視点から丁寧に解説し、
さらに多くの方が選ぶ マウスピース矯正(インビザラインなど) の健康メリットも取り上げます。
そもそも矯正治療は寿命を伸ばすのか?
■ 直接寿命が延びる“決定的な証拠”はある?
先に結論からお伝えすると、
「矯正治療を行うと直接的に寿命が伸びる」という明確なエビデンスはありません。
しかし、「歯列不正で噛みにくい状態が健康に悪影響を及ぼす」という研究は多数あります。
たとえば、
- 歯の本数が多い人ほど健康寿命が長い
- 噛む能力が高い人ほど認知症リスクが低い
- 噛みにくい人は栄養が偏りやすい
- 歯周病は糖尿病・脳梗塞・心疾患と関連する
などのデータがあります。
これらはすべて、矯正治療と無関係ではありません。
なぜなら、矯正は
「噛む力の改善」「歯周病リスクの低減」「歯の寿命を延ばす」
といった、健康に直結する要素を整える治療だからです。
つまり、
矯正治療は間接的に健康寿命を延ばし、結果的に寿命を伸ばす可能性が高い
と考えられます。
歯並びが健康に与える5つの重大な影響
矯正治療が健康寿命に関わるのは、「歯列」と「噛み合わせ」が私たちの体を支える重要な要素だからです。
ここではその主な5つを解説します。
① 噛みやすくなり、栄養吸収が向上する
噛み合わせが悪いと、食べ物がうまく砕けないため消化に負担がかかります。
また、噛みにくさから柔らかい食品を選ぶようになり、
- 炭水化物中心になりがち
- 野菜や肉などを避ける
- 食事量が偏る
といった栄養の偏りが起きやすくなります。
しっかり噛めるようになると、
- 胃腸の負担が減る
- 栄養吸収率が上がる
- 食事の選択肢が増える
など、体の基礎を支える大きなメリットがあります。
② 歯周病リスクが減り、全身疾患の予防になる
歯並びが乱れていると、磨き残しが増え、歯周病や虫歯リスクが高まります。
歯周病は、
- 糖尿病
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 認知症
- 早産
といった全身疾患と深く関連していることが科学的に報告されています。
矯正で歯が清掃しやすくなるだけで、全身の病気リスクが下がる可能性があります。
③ 歯が長持ちし、将来の「噛める状態」を維持できる
噛み合わせが悪いと、
- 一部の歯に強い負担がかかる
- 歯の寿命が短くなる
- 将来の補綴(入れ歯・ブリッジ・インプラント)リスクが増える
といった問題が起こりやすくなります。
歯が失われると、
要介護リスクが上がり、健康寿命が短くなる
こともわかっています。
矯正は、将来の「自分の歯で噛める状態」を守るための投資なのです。
④ 姿勢・筋肉バランスの改善で全身の不調が軽減
噛み合わせは顎の位置に影響し、
顎の位置は頸椎・背骨・姿勢に影響します。
その結果、
- 慢性的な肩こり
- 頭痛
- 顎関節症
- 首の疲れ
につながることがあります。
矯正治療で顎の位置が整うと、このような不調が改善するケースもあります。
⑤ 睡眠の質が改善されることがある
特に子どもの矯正で顎の成長を誘導する治療では、
気道が広がりいびきや睡眠時無呼吸の改善につながることが報告されています。
大人の矯正でも、噛み合わせの改善や舌の位置が変わることで
呼吸しやすくなるケースがあります。
睡眠は寿命に直結する重要な要素のため、
睡眠改善=健康寿命の向上につながる可能性があります。
矯正治療が「間接的に寿命を伸ばす」理由
ここまでの内容をふまえると、矯正が寿命に影響する理由は以下の通りです。
■ 健康行動が変わる
歯並びが整うと口腔ケアがしやすくなり、
人は自然とケアに前向きになります。
- 毎日の歯磨きが丁寧になる
- 定期検診を習慣化しやすい
- 健康意識全般が向上する
という変化があり、これが長期的な健康を支えます。
■ 精神的健康(メンタル)が改善する
歯並びが整うことで、
- 人前で笑えるようになる
- 営業・接客に自信が持てる
- 新しいことに挑戦しやすくなる
- 人との交流が活発になる
など、生活の質が大きく上がります。
精神的健康は寿命に大きく影響するため、
矯正治療が「生きる活力」に直結することは十分考えられます。
■ 医療費の節約につながる
矯正で歯が長持ちすれば、
- 歯周病治療
- インプラント
- ブリッジ
- 義歯
- 根管治療
などの高額治療を避けられる未来が増えます。
結果として、
人生トータルで見たときの健康コストが下がる
というメリットがあります。
どんな矯正治療が健康に良い?
矯正にはさまざまな種類がありますが、
近年特に人気なのが マウスピース矯正(インビザラインなど) です。
ここでは、それぞれの特徴と健康への寄与を解説します。
マウスピース矯正が健康寿命に役立つ理由
■ ① 清掃性が圧倒的に高く、むし歯や歯周病になりにくい
ワイヤー矯正に比べて、
マウスピースは取り外して歯を磨けるため、口腔環境を清潔に保ちやすい
という大きなメリットがあります。
歯周病は健康寿命を縮める大きな要因の一つ。
そのため、清掃性の高さは健康観点で非常に重要です。
■ ② 痛みが比較的少なく、ストレスが少ない
痛みやストレスは体の健康に影響します。
マウスピースはワイヤーに比べて力が分散されやすく、
矯正中の痛みが少ないと言われています。
矯正によるストレスが軽減され、
治療を続けやすいのも健康上のメリットです。
■ ③ 金属アレルギーの心配がない
金属を使わないため、
- アレルギー体質の人
- 金属で口内炎ができやすい人
にも安心して使えます。
■ ④ 噛み合わせを計画的に整えやすい
デジタルシミュレーションで治療計画を立てられるため、
将来的な噛み合わせを精度高くコントロールできます。
結果として、
- 歯に無理な力がかかりにくい
- 歯の寿命を延ばしやすい
- 顎のバランスが整いやすい
といった健康上のメリットがあります。
■ ⑤ 就寝中もマウスピースが歯を保護
夜間の歯ぎしりは、
- 歯の摩耗
- 歯根破折
- 頭痛・肩こり
などの原因になります。
マウスピース矯正中は夜も装着するため、
ナイトガードの役割 を果たし、歯を守ります。
子どもの矯正 vs 大人の矯正|健康への効果の違いは?
■ 子どもの矯正(小児矯正)
- 顎の成長を誘導できる
- 気道が広がり、睡眠や呼吸が改善するケースがある
- 将来の抜歯リスクが減る
- 噛み合わせの土台を根本から作れる
→ 健康寿命への影響は非常に大きい。
■ 大人の矯正
- 歯周病予防に有効
- 噛み合わせ改善で姿勢や肩こりが改善
- マウスピース併用で歯の保護にも
→ 年齢に関係なく健康効果は十分期待できる。
医院選びの重要ポイント(健康寿命を左右する)
矯正はどこで受けても同じ、ではありません。
- 精密検査(レントゲン・CT・模型)が丁寧か
- 治療計画の説明が明確か
- 料金体系がわかりやすいか
- マウスピース・ワイヤーどちらも提案してくれるか
- 噛み合わせまでしっかり診てくれるか
特に 「噛み合わせ」を重視してくれる医院 は、
健康寿命との関連が深いため重要です。
矯正治療の前に知っておきたい注意点
■ 期間と費用は長期的
数か月〜数年はかかることが一般的。
費用も決して安くはありません。
しかし、「歯の寿命」や「健康への投資」と考えると、
長期的メリットは非常に大きいと言えます。
■ 治療中のケアは健康に直結
矯正中はむし歯や歯周病に注意が必要。
特にワイヤー矯正の場合は丁寧なケアが求められます。
マウスピース矯正でも、
- 歯が汚れたまま装着しない
- マウスピースを清潔に保つ
- 定期的に歯科へ通う
などのケアが必要です。

【まとめ】矯正治療は“未来の自分”への最高の投資
矯正治療が「直接的に寿命を延ばす」という証拠はありません。
しかし、
- 噛む力の改善
- 歯周病リスクの減少
- 睡眠の質向上
- 姿勢・筋肉バランスの改善
- 精神的健康の向上
- 医療費の削減
など、多方面から健康寿命を延ばす要素に影響します。
特に、
マウスピース矯正は清掃性が高く、歯を長く守れる治療
として健康面でも人気が高まっています。
見た目のためだけでなく、
「未来の健康のために歯並びを整える」という考え方が
今後ますます広まるでしょう。
あなたの人生にとって、矯正治療は
“長く元気に生きるための選択肢の一つ”
といえるかもしれません。
ご予約・ご相談はこちらから!
▶︎ [ご予約フォームリンク]
https://www.akb-ortho.com/
▶︎ [公式LINE]






0120-78-1313

