- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
「ちゃんとやっているのに歯が動きません…」その理由をご存じですか?
2026年07月24日
矯正治療中の患者さんから
「先生、ちゃんとマウスピースは22時間つけています。」
「ゴムも毎日使っています。」
「でも、歯が思うように動かないんです。」
このようなお話をいただくことがあります。
一生懸命取り組んでいるからこそ、不安になりますよね。
でも安心してください。
「頑張っているのに歯が動かない」にはきちんと理由があることがほとんどです。
装着時間だけでは決まりません
もちろん、マウスピースを決められた時間装着することはとても大切です。
しかし、矯正治療は装着時間だけで決まるものではありません。
例えば
- マウスピースがしっかり奥まで入っていない
- チューイーを十分に使用できていない
- 顎間ゴムを正しく使えていない
- 歯の動きに合わせて細かな調整が必要
こうしたことが影響する場合があります。
お口の習慣も歯の動きに関係します
これまでブログでも何度かお伝えしてきましたが
- 舌癖
- 口呼吸
- 飲み込み方のクセ
- 口がポカンと開いている状態
なども、歯の動きに影響を与えることがあります。
矯正装置は歯を理想の位置へ動かそうとしていますが、その一方で舌が歯を押し続けていると予定どおりに動きにくくなることがあります。
そのため当院では、歯並びだけでなくお口の使い方についても確認しています。
歯の動きには個人差があります
同じ年齢でも
同じ装置でも
同じように頑張っていても
歯の動きには個人差があります。
これは骨の状態や歯の形、歯を支える組織など、一人ひとりのお口の環境が違うためです。
「友達はもっと早く終わったのに…」
と比べたくなることもあるかもしれません。
しかし、矯正治療は人それぞれのペースがあります。
焦らず一歩ずつ進めていくことが大切です。
私たちは原因を一緒に探しています
診察の際に
「チューイーは使えていますか?」
「舌の位置を確認しましょう。」
「マウスピースを見せてください。」
とお聞きすることがあります。
これは患者さんを責めるためではありません。
「なぜ予定どおり動いていないのか」を一緒に見つけるためです。
原因が分かれば、それに合わせて改善方法をご提案できます。
頑張りは決して無駄ではありません
思うように歯が動かないと
「自分のやり方が悪いのかな…」
と不安になる方もいらっしゃいます。
でも、多くの場合は少し原因を見直すことで改善できることがあります。
大切なのは、一人で悩まないことです。
気になることや不安なことがあれば、ぜひ遠慮なくご相談ください。
私たちは、患者さんと一緒に原因を見つけ、一緒にゴールを目指していきたいと考えています。
きれいな歯並びは、患者さんと私たちが二人三脚でつくるものです。
一緒に理想の笑顔を目指していきましょう。






0120-78-1313

