舌癖を治すと顔の印象も変わる?「スマホ首」と舌の位置、実は口元にも関係しています

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平澤 建太朗
平澤 建太朗
この記事の監修者
医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。

舌癖を治すと顔の印象も変わる?「スマホ首」と舌の位置、実は口元にも関係しています

2026年09月12日

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「スマホ首を改善するために、舌の体操をする」

そんな話題がテレビで紹介されていました。

スマートフォンを見る時間が長くなった現代では、首や肩の姿勢を気にしている方も多いのではないでしょうか。

でも、実は舌の位置や使い方は、首や姿勢だけではなく、歯並びや口元とも関係しています。

そして、

「舌癖を治すと、顔の印象も変わるの?」

と気になる方もいるかもしれません。

今回は、矯正歯科の視点から、舌の位置・舌癖・口元・顔の見え方についてお話しします。

そもそも「舌癖」って何?

舌癖とは、無意識のうちに舌をいつも同じ場所に置いたり、飲み込むときに舌を前に押し出したりするような、舌の習慣のことです。

例えば、

  • 舌で前歯を押してしまう
  • 飲み込むときに舌が前に出る
  • 舌が下に落ちている
  • 口を閉じているときに舌が正しい位置にない
  • 舌を歯の裏側に押しつける癖がある

などがあります。

本人はほとんど無意識なので、

「自分に舌癖があることに気づいていない」

という方も少なくありません。

正しい舌の位置を意識したことはありますか?

普段、舌をどこに置いていますか?

実は、リラックスして口を閉じているときの舌には、ある程度「居場所」があります。

一般的には、

舌の先が上の前歯の少し後ろにある「スポット」と呼ばれる位置

を意識します。

そして、舌の中央から奥の部分も上あご側に自然に接している状態が理想的です。

一方で、

「舌が下に落ちている」

「舌先が前歯に触れている」

「口を閉じているときも舌で歯を押している」

という状態が習慣になっていると、舌癖が歯並びに影響することがあります。

舌の力は意外とあなどれません

「舌で歯をちょっと押すくらいで、歯並びが変わるの?」

と思うかもしれません。

しかし、歯は常に周囲の筋肉や舌、唇、頬などからさまざまな力を受けています。

特に、舌を前に押し出す癖が長期間続くと、

前歯が前に出る、前歯の間に隙間ができる、開咬につながる

など、歯並びに影響することがあります。

矯正治療で歯をきれいに並べても、舌癖などの習慣が残っていると、歯並びを安定させるうえで注意が必要になることがあります。

では、舌癖を治すと「美容効果」もある?

ここが気になるところですよね。

結論からいうと、

舌癖を改善したからといって、誰でも小顔になる、輪郭が劇的に変わる、と断言することはできません。

ただし、舌の位置や口周りの筋肉の使い方を意識することは、口元の見え方や表情、姿勢などに関係する可能性があります。

例えば、

  • 口が自然に閉じやすくなる
  • 口元の力みを意識できる
  • 舌や口周りの筋肉を正しく使う習慣につながる
  • 姿勢を意識するきっかけになる
  • 横顔や口元の印象を見直すきっかけになる

などです。

つまり、

「舌の体操をしたら顔が小さくなる!」

という単純な話ではありません。

でも、舌・唇・頬などの口腔周囲筋を正しく使うことは、口元の健康や歯並びを考えるうえでも大切なのです。

「スマホ首」と舌の位置を一緒に考えてみよう

スマートフォンを見るとき、こんな姿勢になっていませんか?

頭が前に出る。

背中が丸くなる。

顎が上がる、または引きすぎる。

そして、口がポカンと開いている。

このような姿勢を長時間続けていると、口周りの筋肉の使い方にも影響することがあります。

もちろん、スマホを見ること自体が舌癖の直接的な原因になるという単純な話ではありません。

ただ、

姿勢・呼吸・舌の位置・口唇の使い方

は、口腔周囲の機能を考えるうえで切り離して考えにくい部分があります。

だからこそ、スマホを使う時間が長い方は、

「首や肩だけではなく、舌や口元も意識してみる」

というのも一つの方法です。

まずは簡単に「舌の位置」をチェック

今、この文章を読んでいる状態でチェックしてみましょう。

STEP1

口を閉じてリラックスします。

STEP2

舌先を上の前歯の少し後ろにある「スポット」に置きます。

STEP3

舌全体を上あご側へ自然に持ち上げます。

STEP4

歯を強く噛みしめず、唇は軽く閉じます。

どうでしょうか?

「意外と難しい」

「舌の奥が疲れる」

「舌がどこにあるかわからない」

という方もいるかもしれません。

普段から舌が下がっている方にとっては、正しい位置を意識するだけでも新鮮に感じることがあります。

舌の体操は「歯並び」にも関係する?

舌のトレーニングは、口腔周囲筋の機能を整えるために行われることがあります。

矯正歯科では、こうした舌や唇、頬などの使い方を改善するためのトレーニングを**MFT(口腔筋機能療法)**として行うことがあります。

特に、

「歯並びを治したのに、舌の癖が残っている」

というケースでは、歯並びを安定させるためにも舌の使い方を意識することが重要になる場合があります。

ただし、舌のトレーニングだけで歯並びがすべて改善するわけではありません。

歯の位置や噛み合わせに問題がある場合には、矯正治療が必要になることもあります。

マウスピース矯正をするなら「舌の癖」もチェックしてみて

マウスピース矯正では、歯をきれいに並べることだけを考えがちです。

もちろん、それは大切です。

しかし、

「なぜ今の歯並びになったのか?」

を考えることも重要です。

例えば、

などがある場合、こうした習慣にも目を向ける必要があります。

歯を並べるだけではなく、歯並びに関係する口周りの習慣を見直すことも、矯正治療を考えるうえで大切なポイントです。

「きれいな歯並び」と「きれいな口元」は別々ではありません

歯並びを気にして矯正相談に来られる方の中には、

「前歯をきれいにしたい」

「口元をすっきりさせたい」

「横顔をきれいにしたい」

「笑ったときの印象を変えたい」

という希望を持っている方も多くいらっしゃいます。

そこで重要なのが、

歯だけを見るのではなく、口元全体を見ること。

歯の位置だけではなく、

  • 噛み合わせ
  • 口周りの筋肉
  • 横顔

などを総合的に考えることで、目指したい口元がより明確になります。

舌癖は「美容」だけの問題ではありません

舌癖というと、

「小顔になれる?」

「顔が変わる?」

という美容面に注目しがちです。

でも、本来は美容だけの問題ではありません。

舌は、

食べる・飲み込む・話す・呼吸する

といった日常生活にも関係する重要な器官です。

だからこそ、

「美容のために舌を鍛える」

というだけではなく、

「口の機能を正しく使うために舌の位置を見直す」

という考え方がおすすめです。

その結果として、口元の印象や表情についても良い変化を感じる方がいる、という捉え方が自然でしょう。

秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科クリニックから

秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科クリニックは、マウスピース矯正を専門とする歯科クリニックです。

マウスピース矯正では、歯をきれいに並べることはもちろん大切です。

しかし、

「歯だけを動かせば終わり」

ではありません。

舌の位置や口周りの癖など、歯並びに関係する習慣にも目を向けることで、より良い治療につながる場合があります。

「最近、舌の位置を意識するようになった」

「スマホを見る時間が長くて、姿勢も気になる」

「口がポカンと開いていることが多い」

「前歯を舌で押している気がする」

そんな方は、一度自分の舌の位置をチェックしてみてください。

舌は普段、どこにありますか?

何気ない習慣が、歯並びや口元の印象に関係しているかもしれません。

歯並びだけではなく、舌・口元・姿勢まで含めて「きれいな口元」を考えてみる。

それも、矯正治療を始める前に知っておきたい大切なポイントです。

まとめ

✔ 舌には「正しい位置」があり、普段の舌の使い方は歯並びにも関係することがある

✔ 舌を前に押す癖などが長期間続くと、前歯の位置などに影響する場合がある

✔ 舌癖を改善したからといって、誰でも小顔になるわけではない

✔ ただし、舌や口周りの筋肉を正しく使うことは、口元の機能や見え方を考えるうえで大切

✔ 歯並びだけでなく、舌・唇・頬などの口腔周囲の習慣にも注目してみる

✔ マウスピース矯正では、歯の動きだけでなく、歯並びに関係する習慣を見直すことも重要

今日から、スマホを見るついでに「舌はどこにある?」とチェックしてみませんか?

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