虫歯になりやすい習慣とは?

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平澤 建太朗
平澤 建太朗
この記事の監修者
医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。

虫歯になりやすい習慣とは?

2025年01月14日

虫歯になりやすい習慣についてお話します。

 

虫歯は、口腔内の細菌が糖分を分解して酸を生成し、その酸が歯のエナメル質を溶かすことによって発生します。虫歯になりやすい習慣は、これらの細菌の活動を促進するような行動が関わっています。以下に、虫歯になりやすい習慣をいくつか挙げます。

1. 食後すぐに寝る

食事後すぐに寝てしまうと、口の中に食べ物の残りや糖分が長時間残り、細菌の活動が活発になります。寝ている間は唾液の分泌が減少するため、細菌を抑える効果が薄れ、虫歯を引き起こしやすくなります。

2. 甘い飲み物を頻繁に飲む

ジュースやソーダ、エナジードリンクなど、砂糖を含む飲み物を頻繁に摂取することは虫歯のリスクを高めます。糖分が口腔内に長時間留まることになり、細菌がそれを分解して酸を生成しやすくなります。

3. 間食が多い

お菓子やスナック、甘い飲み物などを頻繁に間食として摂る習慣も、虫歯を引き起こしやすい原因となります。特に、間食後に歯を磨かずにそのままにしておくと、糖分や食べかすが歯に残り、虫歯の原因となります。

4. 歯磨きが不十分

食後や寝る前に歯をしっかりと磨かないと、歯垢やプラークが蓄積し、虫歯や歯周病の原因となります。特に歯と歯の間や奥歯は磨き残しが多くなりやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って補助的に清掃することが重要です。

5. 歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりをすることで、歯の表面が摩耗し、エナメル質が傷ついて虫歯ができやすくなります。また、歯ぎしりによって歯が割れたり、ひびが入ったりすることもあり、その隙間に虫歯が進行することがあります。

6. 水分摂取が不十分

唾液には歯を保護する役割がありますが、水分が足りないと唾液の分泌が減少し、口腔内の環境が乾燥しやすくなります。これにより、細菌が増殖しやすくなり、虫歯のリスクが高まります。

7. 歯の検診を受けない

定期的に歯科医院で検診を受けないと、虫歯の早期発見が遅れることになります。虫歯は初期の段階では自覚症状がほとんどないため、放置していると進行してします。

 

これらの習慣を避け、健康的な食事や適切な口腔ケアを行うことで、虫歯を予防することができます。歯磨きやデンタルフロスの使用、定期的な歯科検診が重要です。また、甘い食べ物や飲み物の摂取後は、すぐに口をすすいだり、歯を磨いたりすることも効果的です。

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