- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
デンタルフロスの使い方
2025年01月10日
デンタルフロスの使い方について話します。
デンタルフロスは歯と歯の間の汚れやプラークを取り除くためのツールです。正しい使い方をすることで、歯と歯茎の健康を維持しやすくなります。以下は、デンタルフロスの使い方の手順です。
デンタルフロスの使い方
- フロスを準備する
約45〜50 cmの長さでデンタルフロスを切り取ります。両手の親指と人差し指でフロスを持ちます。 - フロスを指に巻きつける
フロスの両端を両手の指に巻き付け、約2.5~5 cm程度を使う部分として残します。指に巻いたフロスをしっかりと保持できるようにしましょう。 - フロスを歯と歯の間に挿入
フロスを歯と歯の間に優しく挿入します。無理に押し込まず、歯茎に負担をかけないように注意します。 - 「C」字型に曲げて使う
フロスを歯の側面に沿って「C」字型に曲げ、歯と歯茎の間をやさしくこすりながら動かします。この時、フロスが歯と歯茎に当たるようにしましょう。 - 上下に動かす
フロスを歯の両面に沿って上下に動かし、歯の間に詰まった汚れやプラークを取り除きます。 - 隣の歯も同様に行う
一歯一歯、同様にフロスを使って、すべての歯の間を掃除します。特に奥歯や磨きにくい場所も忘れずに行いましょう。 - 使い終わったらフロスを捨てる
使用後はフロスを捨て、口を水で軽くすすぎます。
注意点
- フロスを強く引っ張りすぎたり、無理に歯茎に押し込んだりしないように注意します。歯茎を傷つける恐れがあります。
- フロスを使う際に出血が見られることがありますが、これは初めて使う時や歯茎が敏感な時に起こることが多いです。継続的に使用することで改善される場合があります。
デンタルフロスを使うことで、歯ブラシでは届きにくい部分の汚れや細菌を取り除き、虫歯や歯周病の予防になります。毎日の習慣として取り入れると、より効果的です。