あなたは当てはまる?マウスピース矯正ができない人の特徴

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平澤 建太朗
平澤 建太朗
この記事の監修者
医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。

あなたは当てはまる?マウスピース矯正ができない人の特徴

2025年05月25日

あなたは当てはまる?マウスピース矯正ができない人の特徴を解説

目立ちにくく、取り外しも可能な「マウスピース矯正(インビザラインなど)」は、ワイヤー矯正よりも手軽な印象から人気を集めています。

ただし、マウスピース矯正はすべての人に向いているわけではありません。症例によっては「適応外」と診断されるケースもあります。

今回は、「マウスピース矯正ができない人の特徴」をどんな理由で適応外になるのかを解説します。


マウスピース矯正ができないのはどんな人?【4つの要因に分類】

マウスピース矯正が難しい理由は、大きく分けて次の4つに分類できます。

1. 歯並びの問題

2. 噛み合わせの問題

3. 口腔内や健康状態の問題

4. 生活習慣や自己管理の問題

 

それぞれの要因と具体的なケースを詳しく見ていきましょう。


1. 歯並びの問題:動かす量が大きすぎる

マウスピース矯正では、歯を少しずつ、計画的に動かす仕組みになっています。そのため、以下のような重度の歯列不正は対応が難しいことがあります。

  • 歯が大きく重なり合っている(重度の叢生)
  • 八重歯や歯列から大きくはみ出た歯がある
  • 顎の骨格に原因がある出っ歯や受け口

こうした症例では、ワイヤー矯正や外科矯正の方が高い効果を発揮するため、マウスピース単独での治療は難しいと判断されます。


2. 噛み合わせの問題:上下の歯が合わない

歯の位置だけでなく、噛み合わせのバランスも矯正には重要です。以下のような噛み合わせの不正は、マウスピースではコントロールが難しいとされています。

  • 前歯が開いて噛み合わない「開咬(かいこう)」
  • 上の歯が下の歯を覆いすぎる「過蓋咬合(かがいこうごう)」
  • 顎が横や前にずれている(骨格的な不調和)

このようなケースでは、マウスピースでは十分な力がかけられないため、治療効果が不十分になる可能性があります。


3. 口腔内や健康状態の問題:歯や歯ぐきにリスクがある

矯正は「健康な歯と歯ぐき」が前提です。以下に該当する場合は、まず治療が必要になります。

  • 虫歯や歯周病が未治療のまま残っている
  • 歯がぐらついている・骨が痩せている
  • インプラントやブリッジなど、動かせない歯が多い

噛み合わせ マウスピース矯正 Eライン

 

また、マウスピースはすべての歯を一体的に動かす仕組みなので、固定された歯が多いと理想の動きが実現しません。


4. 生活習慣・行動の問題:自己管理が難しい人

マウスピース矯正は、1日20〜22時間の装着が絶対条件。これを守れないと、歯は計画どおりに動かず、治療が失敗に終わることも。

以下のような人は要注意です:

  • 外食が多く、長時間外すことが多い
  • 接客業・営業などで人前でマウスピースを外す必要がある
  • 紛失・破損が多い
  • 毎日きちんと装着する習慣が身につかない

ワイヤー矯正とは異なり、「患者自身が管理者」となるマウスピース矯正は、性格やライフスタイルとの相性も重要な判断ポイントです。


では、できないと診断されたらどうすればいい?

「マウスピース矯正ができない」と言われたからといって、矯正をあきらめる必要はありません。多くのケースでは、別の治療法で理想の歯並びを目指すことが可能です。

代替案の例:

治療法 特徴
ワイヤー矯正(表側) 幅広い症例に対応。もっとも安定した治療法
裏側矯正(舌側矯正) 見えにくく審美性も高いが費用は高め
ハイブリッド矯正 前半はワイヤー、仕上げをマウスピースで対応
外科矯正 顎の骨格に問題がある場合の選択肢。保険適用もあり

 

矯正にはさまざまなアプローチがあるため、「自分に合った方法」を探すことが成功のカギになります。


まとめ:マウスピース矯正が合うかは、専門医の診断で分かる

マウスピース矯正はメリットが多い反面、向き・不向きがはっきり出る治療法でもあります。

「自分はできる?できない?」を見極めるには、歯並び・噛み合わせ・歯ぐきの状態・ライフスタイルまでを総合的に判断する必要があります。

まずは、信頼できる矯正歯科で相談して、自分に合った最適な治療法を見つけましょう。マウスピースがダメでも、矯正そのものをあきらめる必要はありません。

 

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