- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
矯正治療は女性が多い?男女の比率は?
2025年05月25日
矯正治療は女性が多い?男女比から見る「美」と「健康」への意識の違い
歯並びを整える「矯正治療」は、もはや一部の人だけのものではなくなり、年齢・性別を問わず選ばれる治療のひとつになってきました。とはいえ、実際に矯正治療を受けている人の多くは女性という現状があるのをご存じでしょうか?
本記事では、矯正治療における男女の比率の実態と、その背景にある社会的・心理的な要因を整理しながら、マウスピース矯正の登場による変化や今後の課題にも目を向けていきます。
矯正治療の男女比:女性が多数派、その理由は?
日本矯正歯科学会や複数の歯科医院の統計によると、矯正治療を受ける患者のうち約60〜70%が女性とされています。特に10代後半〜20代女性の割合が高く、矯正治療は「女性の美容意識の表れ」として語られることも少なくありません。
では、なぜここまで男女差があるのでしょうか?

女性が矯正治療を選びやすい理由
1. 美容意識の高さと社会的プレッシャー
女性は男性に比べて、「見た目」に対する意識が高い傾向があります。たとえば就職活動、婚活、SNSでの発信など、「第一印象」が重視される場面が多く、歯並びや口元の印象もその一部として捉えられがちです。
2. 健康・美容への自己投資意識
「美容と健康は一体」と考える人が増え、歯列矯正も長期的な自己管理の一環として選ばれるようになりました。見た目の改善だけでなく、噛み合わせや口腔環境の改善という目的で治療に踏み出す人も増えています。
男性はなぜ矯正に消極的なのか?
1. 見た目への関心が低い?
従来、男性にとって「矯正治療=美容目的」という認識が根強く、「歯並びを気にするなんて…」と見られる風潮がありました。見た目を気にすることに“恥ずかしさ”を感じる人も少なくありません。
2. 仕事との両立が難しい
矯正は長期にわたる治療であり、定期的な通院が必要です。特にワイヤー矯正では見た目の変化や痛みによる業務支障もあるため、ビジネスシーンでの支障を懸念して踏み切れない人もいます。
3. 情報や広告が女性向けに偏っている
歯科矯正の広告やSNS発信は、圧倒的に女性向けのものが多く、男性が気軽に相談しづらい空気が残っています。性別による心理的ハードルが存在するのは否めません。
変わり始めた「男性矯正」の意識と背景
ここ数年で、男性の間でも美容・健康意識が高まりつつあり、「矯正=女性のもの」という固定観念が少しずつ崩れてきています。
特にその変化を後押ししているのが、マウスピース矯正の普及です。
マウスピース矯正がもたらした変化
▶ 見えにくい・取り外せる「ストレスの少ない矯正」
インビザラインなどのマウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、取り外しも可能。仕事や会議など人前に出るシーンでも気兼ねなく使えるため、男性にも取り入れやすい治療法として人気が広がっています。
▶ 痛みや違和感が少ない
従来のワイヤー矯正に比べて、痛みが少ないと感じる人が多い点も、継続しやすさの理由のひとつです。特に「仕事に支障が出るのでは」と悩んでいた男性にとって、大きな後押しとなっています。
▶ 治療内容がカスタマイズされ、通院頻度も減少
最近のマウスピース矯正は、デジタルスキャンとAIによる精密な治療計画が主流になり、より効率的に歯を動かせるようになっています。通院回数も少なくて済むため、忙しいビジネスマン層にも支持されているのが特徴です。
性別を問わず矯正治療を受けやすい社会へ
矯正治療は、見た目だけでなく健康にも直結する医療行為です。性別による偏見やハードルが原因で、治療機会を逃すことがあってはなりません。
▶ 歯科医院側の取り組みもカギ
- 男性でも相談しやすい雰囲気づくり(男性スタッフの配置、ジェンダーフリーな広告)
- オンライン相談やマウスピース矯正の情報強化
- 治療前後の実例紹介を性別問わず発信
▶ 社会全体としての意識変革
「矯正=女性のもの」という固定観念を超え、見た目や健康を大切にするのは性別関係なく当然という認識を社会に広げていく必要があります。
まとめ
矯正治療における男女比の差は、美容・健康意識、社会的背景、治療方法の選択肢によって形作られています。現在は女性の割合が多いですが、マウスピース矯正の普及などを背景に、男性の矯正治療も着実に増えつつあります。
矯正治療は、ただの美容目的ではなく、心身の健康と自信につながる自己ケアのひとつ。性別にとらわれず、自分のために治療を選べる社会を目指していきたいですね。
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気になっているけど一歩踏み出せない方は、無料カウンセリングを活用するのがおすすめ。マウスピース矯正をはじめ、あなたに合った治療方法がきっと見つかります。






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