- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
歯並びの原因は“遺伝だけ”じゃなかった|生活習慣と矯正の今
2025年08月5日
歯並びは遺伝だけじゃない?生活習慣と“現代の選択肢”で変わる未来
「歯並びが悪いのは遺伝だから仕方ない」──そう思い込んでいませんか?
確かに、歯並びは生まれつきの骨格や顎の大きさなど、先天的な要素も関係します。
でも実は、それ以上に大きな影響を与えるのが、日々の生活習慣やクセの積み重ねなんです。
今回は「歯並びは遺伝だけで決まるわけではない」という視点から、ロジックツリーで原因を整理しながら、現代の改善方法も紹介していきます。
■ 歯並びを決めるのは「遺伝」だけじゃない
まず、歯並びの乱れには2つの大きな原因があります。
◎ 遺伝的な要因(先天的)
- 顎の大きさや形(小さい・大きい)
- 歯のサイズや本数
- 骨格のバランス(出っ歯、受け口など)
これらは、生まれ持ったものなので「どうしようもない」と思いがちですが、もうひとつの「後天的要因」のほうが私たちの行動で予防・改善できる要素が多いのです。
■ ロジックで整理!歯並びに影響する要因とは?
ここで、歯並びに影響する主な原因をロジックツリー形式で整理してみましょう👇
🧠 歯並びに影響する要因
歯並びに影響する要因
├── ① 遺伝的要因(先天的)
│ ├─ 顎の大きさ・形
│ ├─ 歯のサイズ・形
│ └─ 骨格バランス(出っ歯、受け口など)
│
└── ② 後天的要因(生活習慣)
├─ 幼少期の癖
│ ├─ 指しゃぶり
│ ├─ 頬杖
│ ├─ 舌のクセ
│ └─ 哺乳瓶・おしゃぶりの使い方
│
├─ 呼吸・姿勢
│ ├─ 口呼吸
│ ├─ 猫背・前傾姿勢
│ └─ 睡眠時の姿勢
│
├─ 食生活・咀嚼
│ ├─ やわらかいもの中心
│ ├─ 咬む回数の減少
│ └─ 顎の筋力低下
│
└─ その他の影響
├─ 乳歯の虫歯・早期喪失
├─ 歯の生え変わり管理不足
└─ 矯正治療の遅れ
■ 大人も見直したい「日々の習慣と姿勢」
後天的な要因の多くは、日常生活の中の小さなクセにあります。
✅ 今日からできるセルフチェック
- いつも頬杖をついていない?
- 口が開いたまま、口呼吸していない?
- 食事のとき、しっかり咬んでる?
- スマホやPCを見るとき、猫背になってない?
こうしたクセは、知らず知らずのうちに歯並びや顎の発達に影響を与えるのです。
子どもだけでなく、大人も「今からでも遅くない」意識づけが大切です。
■ “目立たず整える”マウスピース矯正という選択肢
「矯正はしたいけど、ワイヤーが目立つのがイヤ」
「仕事柄、人前に立つから気になる…」
そんな人に人気なのが、マウスピース矯正(インビザラインなど)。
◎ マウスピース矯正のメリット
- 透明で目立たない(写真や仕事中も気にならない)
- 取り外し可能(食事や歯磨きがしやすい)
- 痛みが比較的少ない
- ほとんどの歯列不正に対応可能
◎ 注意点も知っておこう
- 1日22時間の装着が必要(サボると効果が落ちる)
- 自己管理ができないと効果が出にくい
- 適応には個人差がある(専門医の診断が必要)
矯正のイメージが変わってきた今こそ、「自分に合ったやり方を選べる時代」です。
■ まとめ|歯並びは“遺伝だけ”で決まらない。選ぶ力が未来を変える
歯並びの乱れは、遺伝だけではありません。
むしろ、「気づかないうちの習慣」や「環境」が大きなカギを握っているのです。
- 口呼吸や頬杖など、毎日のちょっとしたクセ
- 咬む習慣や食事内容
- 姿勢や舌の位置
こうした行動は、**大人も子どもも「今日から変えられる」**ことばかり。
そして、「矯正は大げさ」と感じていた人にも、**自然に生活になじむ方法(マウスピース矯正など)**が選べるようになってきました。
だからこそ──
「遺伝だから仕方ない」と諦めるのではなく、「選べる私」になれる時代。
まずは気づくことから、一歩を踏み出してみませんか?







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