- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
マウスピース矯正中に歯がムズムズするのはなぜ?原因と対処法を歯科視点で解説!
2025年09月7日
マウスピース矯正中に歯がムズムズするのはなぜ?原因と対処法を歯科視点で解説!
「最近、歯がムズムズして気持ち悪い…」
「痛いわけじゃないけど、違和感がずっと続いてる」
そんなふうに感じているあなた。
実はこの感覚、**マウスピース矯正中によくある“正常な反応”**なんです。
この記事では、マウスピース矯正中に感じるムズムズの原因やセルフケア方法、注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
「ムズムズ」は異常じゃない?むしろ“動いている証拠”です
まず結論から言うと、歯がムズムズするのは多くの場合、正常な反応です。
マウスピース矯正(インビザラインなど)は、毎日の装着によって少しずつ歯を移動させます。
その際に、歯根膜や神経、骨の周囲組織が微細に刺激されることで、「ムズムズ」「浮くような感じ」「かゆいような感覚」が出ることがあります。
痛みがない、生活に支障がない場合は、むしろ「歯がちゃんと動いている証拠」と前向きにとらえて大丈夫です◎
マウスピース矯正中のムズムズ感|3つの主な原因
① アライナーによる“圧迫刺激”
アライナー(マウスピース)は、0.25mm単位で歯を動かす力が加えられています。
その力が歯や周囲の組織に伝わると、違和感や緊張感として“ムズムズ”感じることがあります。
特に「アライナーを交換した直後」はこの感覚が強く出やすいです。
② 神経や血流への微細な刺激
歯の中には神経があり、歯ぐきには血流や感覚神経が集中しています。
敏感な方はその変化を「むずがゆい」と感じやすく、痛みではないけど“気になる”レベルの違和感として現れます。
③ 噛み合わせの変化
矯正が進むことで噛み合わせの位置も徐々に変わっていきます。
その変化が**「噛んだ感じが違う」「なんとなくしっくりこない」**という感覚となり、ムズムズにつながるケースも。

このムズムズ、放っておいて大丈夫?|様子を見ていいパターン
以下のようなケースであれば、基本的には経過観察でOKです。
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アライナーを交換した直後にムズムズ → 数時間〜数日で落ち着く
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特定の歯だけに違和感があるが、痛みや腫れはない
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噛み合わせはやや気になるけど、日常生活に支障はない
ムズムズ感は、装着し続けることで自然と和らいでいくことが多いです。
逆に「注意すべきムズムズ感」とは?
以下のような症状がある場合は、単なる“ムズムズ”ではなく、異常のサインである可能性も。
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ムズムズというより「ズキズキ」「ジンジン」する痛みに近い
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歯がグラグラする/浮いているような強い違和感が続く
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歯ぐきの腫れ・出血がある
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アライナーが浮いてしまう/明らかに合っていない
👉 これらの場合は、すぐに歯科医院に相談しましょう。
放置すると矯正の進行に影響が出ることもあります。
ムズムズ感を和らげるセルフケア方法
✔ 装着時間をしっかり守る
ムズムズするからといって装着時間を減らすのは逆効果!
アライナーは連続して使うことで、違和感が自然と落ち着いていきます。
✔ 歯ぐきマッサージ or 温タオル
指で優しく歯ぐきをなでたり、蒸しタオルで頬を温めたりすることで、血流が促進されてムズムズが和らぐ場合も。
✔ リラックス・ストレスケア
神経の過敏はストレスとも関係しています。
深呼吸、ゆっくり入浴、音楽など、自分に合ったリラックス法を試してみましょう。
まとめ|ムズムズ感も「矯正が進んでいるサイン」と思えば怖くない
マウスピース矯正中のムズムズ感は、不快ではあるけれど、悪いことではありません。
それはつまり、「歯がちゃんと動いている」という証拠。
とはいえ、「この違和感、普通?」「痛みに変わってきた…」など気になる変化があれば、自己判断せず、すぐに歯科医に相談しましょう。
快適な矯正ライフのために、体の声にもきちんと耳を傾けていきましょうね。






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