- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
「ちゃんとやっているのに治りません」そう言われたとき、私たちが確認していること」
2026年08月18日
「毎日22時間以上つけています。」
「交換日も守っています。」
「ちゃんとやっているのに、なかなか歯が動きません。」
診療中このようなお話をいただくことがあります。
もちろん、患者さんは一生懸命頑張ってくださっています。
だからこそ私たちは
「本当に何が原因なのか」を一緒に確認することを大切にしています。
「ちゃんとやっているのに治らない」のには必ず何か理由があります。
まず確認するのは装着時間です
「22時間つけています。」
そうおっしゃる患者さんはたくさんいらっしゃいます。
しかし詳しくお話を伺うと
- コーヒーを飲むたびに外している
- 食後にゆっくりテレビを見てから装着している
- 間食が多い
- 外したまま寝てしまった日がある
など、気付かないうちに装着時間が短くなっていることがあります。
「だいたい22時間」ではなく、実際にどれくらい装着できているかを確認します。
マウスピースはしっかりフィットしていますか?
装着しているだけでは十分ではありません。
歯とマウスピースの間にすき間ができていたり、浮いた状態になっていたりすると歯は計画どおりに動きにくくなります。
そのため診察では
マウスピースがしっかり適合しているかも確認しています。
チューイーは正しく使えていますか?
「毎日噛んでいます。」
という患者さんでも
実際に確認すると
- 数回しか噛んでいない
- 前歯だけで噛んでいる
- 浮いている部分までしっかり押し込めていない
ということがあります。
チューイーは「噛んだ」という事実よりも
マウスピースをしっかり歯に密着させることが目的です。
舌のクセはありませんか?
私たちが何度も舌のお話をするのには理由があります。
舌が前歯を押すクセや、飲み込むときの舌の動きによって歯は毎日少しずつ力を受けています。
そのため
マウスピースが歯を動かそうとする力より
舌が押す力の影響が強くなってしまうことがあります。
「何度シミュレーションを作り直しても前歯が閉じない」
そんなケースでは、舌の使い方を一緒に確認することが少なくありません。
アタッチメントやゴムかけも確認します
マウスピース矯正では
歯に付けたアタッチメントや、必要に応じて使用するゴムかけも大切な役割があります。
アタッチメントが外れていたり、ゴムかけが十分にできていなかったりすると、予定どおり歯が動かないことがあります。
そのため毎回の診察で細かくチェックしています。
私たちは「原因探し」をしています
「ちゃんとやっています。」
その言葉を疑っているわけではありません。
私たちは
患者さんを責めるために確認しているのではなく、治療がうまく進まない原因を一緒に探しているのです。
原因が分かれば
装着方法を見直したり
チューイーの使い方を確認したり
舌のトレーニングを行ったりと
改善できることがたくさんあります。
矯正は歯科医院と患者さんの二人三脚です
マウスピース矯正は、マウスピースを作るだけで成功する治療ではありません。
歯科医院が治療計画を立て、患者さんが毎日マウスピースを装着し、その経過を一緒に確認しながら進めていく治療です。
だからこそ
「うまくいかないな」
と感じたときは、一人で悩まずにご相談ください。
秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科では患者さんと一緒に原因を考え、一つひとつ改善しながら理想の歯並びを目指していきます。






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