- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
抜歯は必要?
2023年09月12日
こんにちは、秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科クリニックです🕊
矯正治療を行ううえで気になるのが、親知らずを含めて抜歯が必要なのか。
カウンセリング時にもよく聞かれる質問です。
歯が凸凹している場合、綺麗に並びきれるスペースがないので抜歯をすることがあります。
〇どこの歯を抜くのか
基本的には前から四番目の歯(第一小臼歯)を抜きます。その奥の歯(第二小臼歯)が虫歯になっていて、4番目の歯が健全だった場合には、虫歯の5番目の歯を抜いて健康な4番目を残すといったこともあります。
〇主に抜歯が必要になる場合
・歯の突出感がある
・歯の生え方・歯の生える位置に問題がある
◎突出感がある場合
突出感が気になる場合は抜歯が必要となります
歯の並びや噛み合わせが改善できたとしても、後ろへ移動できるスペースがないと突出感は残ってしまいます。
抜歯をすることにより、歯の本数は減りますが確実にスペースが確保でき前歯が後ろへ移動しやすくなります。
◎歯の生え方や向き・歯の生える位置に問題がある
歯の生え方や向きに問題があるとしても必ず抜歯をするわけではありません。
インビザラインは歯を覆い動かしていくので歯の向きなどに問題がある場合は上手く覆えず
動かすのが難しくなってしまいます。
なので、状況によってはその歯が正しい向きになるように近辺歯を抜歯したりその歯自体を抜歯して
歯に並びや噛み合わせを綺麗にしていきます。
歯の生える位置に問題があるというと、
八重歯がおかしな位置に生えていると抜歯をすることが多いです
この様な歯並びの場合、八重歯を抜歯するとイメージがあるかと思いますが
4番目か5番目の小臼歯を抜歯してスペースを確保していきます。
◎親知らずのみを抜歯して治療していくこともあります
親知らずを抜歯するメリット
・歯を後ろへ動かす場合は歯を動かせるスペースが増え並びやすくなる
・動かしている間は支障がなくても後戻りの原因や虫歯になる可能性があるため
親知らずの抜歯は生え方動かし方により治療開始前に抜く場合、治療途中でも治療後でも問題ない場合があります。
矯正治療を行う場合必ずしも抜歯が必要なわけではありません。
抜歯をしたくないというのであれば、できるだけご希望にそって治療計画を立案していきます。
抜歯となると痛そう健康な歯だからもったいないといったマイナスなイメージもあると思います。
ですが、抜歯することにより口元もすっきりし、Eラインの改善、出っ歯の改善やしっかり噛めるようになるなど良い面もあります。
抜歯が必要かどうかは精密検査をしてしっかり計画をしていきます。
抜歯のことが不安でなかなか治療に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
ぜひ一度カウンセリングにお越しいただきご相談ください。