マウスピース矯正ができない・難しい歯並びとは?
2021年07月9日
こんにちは、秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科クリニックです。
当院はマウスピース矯正専門の矯正歯科クリニックです。
近年、マウスピース矯正では従来難しいとされていた、噛み合わせの治療・抜歯を伴った治療が可能となりました。もちろんこのような症例は、矯正の知識や経験が豊富にあるドクターでなければ成功しません。
今回は、そのようなピース矯正では難しい、歯並びについてお話していきたいと思います。
■マウスピース矯正ができない歯並び(症例)とは?
・外科手術を必要とする症例
歯科矯正には、通常の矯正治療とは別に「外科矯正」があることをご存じでしょうか?この外科矯正は、主に骨格の関係上、外科治療をしなければ歯並びの改善が難しいといったような、いわゆる「顎変形症」と診断された場合に適応されます。
このような保険適用のされる矯正治療では、術前矯正といって手術の前に矯正を行います。しかし、当院で取り扱っているようなマウスピース矯正、他クリニック様で取り扱いのある裏側(舌側)矯正器具を使用する場合、自費となってしまいます。
上記のように、顎変形症などと診断された場合には矯正治療に保険が適応されますが、外科手術を必要とするケースでは、マウスピースは不適応とされています。
・埋伏歯を引っ張る必要性のある症例
埋伏歯とは、歯ぐきのなかに埋まっている歯を言います。その歯を矯正治療で並べる場合には、歯ぐきを切開してその歯を引っ張る「牽引(けんいん)」といった移動が必要になります。この埋伏歯が親知らずなどの、矯正治療において並べる必要性がなければ特に問題はありません。
しかし、埋まっていた歯を引っ張り、歯並びに加える必要がある場合には別です。
この牽引は、ワイヤー治療でなければできません。マウスピース矯正では、このような特定の歯を引っ張って移動させることは不可能であるため、親知らず以外の埋伏歯が存在する場合は、基本的には不適応となります。
■マウスピース矯正が難しい症例
マウスピース矯正でも治療が可能であるが、様々な理由で難しい症例があります。ではどのようなケースがマウスピース矯正で難しいとされているのでしょうか?下記で詳しく解説いたします。
・歯を抜き、大きく動かす必要のある場合
もともとマウスピース矯正は、抜歯症例には不適応とされてきましたが、技術の高まりや症例数の増加により、現在は抜歯を伴った治療も多く存在します。ただ、このように抜歯ケースのマウスピース矯正は、知識や経験、技術がないとかなり難しいといわれています。
当院では、マウスピース矯正症例だけでなく、ワイヤー矯正を含む矯正治療の経験豊富なドクターが治療計画を立案いたします。「歯医者で抜歯をしないときれいに並ばないといわれた」という方でも、ご安心ください。
・予測が困難な混合歯列期
混合歯列期とは、大人の歯と子供の歯が混合している時期であり、主に6~12歳の年齢にあたります。混合歯列期は顎の成長があったり、大人の歯入れ替わったりする非常に重要で不安定な時期です。変化著しい歯並び及び顎の成長は、正確な予測が非常に困難であることから、この時期のマウスピース矯正はあまり向いていないとされています。
そのため、当院ではこのような混合歯列期の年齢の方には、マウスピース矯正を行っておりません。
・アライナーの装着、交換ができない環境にある
マウスピース矯正治療の大前提は、「患者様ご自身によるアライナーの装着、交換が可能であること」です。仕事や生活環境、もしくは性格上、これらの管理が不可能である場合には、マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正の方が望ましいといえます。
当院ではカウンセリング時に、担当ドクターによる数々のインビザライン症例をお見せしております。カウンセリングの段階で「絶対に治る」などの無責任なことは言えませんが、患者様にとっての判断・安心材料になれば幸いです。
カウンセリングを受けたからと言って、必ず契約しなければいけないという訳でもありませんし、無理に勧めるようなことはいたしません。
マウスピース矯正に関する疑問や料金の詳細については、お気軽に無料カウンセリングにてご相談くださいね。