- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
当院のマウスピース矯正の流れについて
2021年07月10日
マウスピース矯正治療の流れは、抜歯の有無や歯並びの状態により異なります。
今回はそんなマウスピース矯正について、当院の流れをご紹介していきたいと思います
マウスピース矯正の流れ
カウンセリング(1時間)
はじめは無料カウンセリングにて、患者様のご希望や疑問点などをお伺いいたします。当院では、ご希望の患者様に対し口腔内スキャンを行い、そのデータからコンピューター上で歯が並んだ時のイメージをお見せしております。
あくまで簡単なシミュレーションであるため、それが完成予定図ということではありませんが、矯正後のイメージが湧きやすくなるので、ご希望の方はお申しつけくださいね。
精密検査(1時間)
精密検査では、
- ・口の写真撮影
- ・顔の写真撮影
- ・お口のスキャン
- ・CT撮影
を行います。これらの情報は矯正治療に欠かせません。通常矯正の精密検査では、粘土のような材料を使用して歯型取りをしますが、当院ではスキャンで歯型をお取りしております。気持ち悪さも少なく、負担も少ないので安心してお受けいただけます。
検査は1時間ほどのお時間がかかりますが、とても重要な工程ですのでご協力をお願いいたします。
診断(30分)
精密検査から約1週間後に診断となります。前回の検査で撮った資料を基に、患者様の治療計画をドクターからご説明させていただきます。この時点で抜歯が必要か、おおよその治療期間をお話いたします。ご質問やご不明点がございましたら、お気軽にお聞きください。
この診断後、正式に契約となります。
マウスピースのセット(30分)
当院のマウスピース矯正は、発注からマウスピースが届くまで、約1か月ほどかかります。診断時にご契約いただいた後、マウスピースの発注を行うため、セットは診断のあと約1か月後が目安となります。
マウスピースのセットは、
- ・実際に装着して不備がないか
- ・患者様ご自身の脱着練習
- ・使用するにあたってのご説明
が主になります。
抜歯(抜歯ケースの場合)
治療計画の中に抜歯が含まれている場合、アタッチメントをセットする前に抜歯をしていただきます。
つまり、「マウスピースセット→1番と2番のマウスピースを使用→抜歯→アタッチメントのセット→3番以降の使用」といった流れになります
お手数ですが、抜歯につきましては、かかりつけの医院またはご紹介の医院様での抜歯をお願いしております。
アタッチメントのセット(1時間30分)
アタッチメントのセットは、1番目と2番目のマウスピースを使い終わったあとに行います。
3枚目以降のマウスピースはアタッチメントありきの形状であるため、セットしなければ先に進むことはできません。
このアタッチメントは、マウスピース矯正治療の精度に大きく関わりますので、セットする時間を多めにお取りしております。当院では拡大鏡を使用して、より精密にお付けしています。
経過観察(30分)
当院のマウスピース矯正の来院頻度は、2か月に1回です。この診療方法につきましては、ご自宅からの「オンライン診療」、直接当院まで来ていただく「通常診療」どちらかをお選びいただけます。お忙しいときはオンラインで、お時間が大丈夫そうなときは直接診療というように、生活に合わせて無理なく治療を続けることが可能です。
保定期間(2~3年)
動かしたばかりの歯はとても動きやすく、「後戻り」が起きやすい状態です。せっかくきれいに並べた歯が、元に戻ってしまわないように、「保定装置」を使用していただき、完成後の歯並びをキープしていただく必要があります。
最初は食事と歯磨き以外は装着していただき、徐々に「夜寝るときだけ」「一日おき」といったように、感覚を開けていきます。
この保定装置は「クリアリテーナー」と呼ばれる透明のマウスピースであり、矯正中に着けているマウスピースと見た目はほとんど変わりません。矯正治療中だけでなく、治療後も見た目に影響はありません。
無料カウンセリングでは、治療の流れや費用についても詳しくご説明しております。
マウスピース矯正をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせくださいね。