- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
【実話】たった3日サボっただけなのに…マウスピースが入らなくなって泣いた話
2025年10月5日
マウスピース矯正、順調に進んでいたはずのAさん。
毎日22時間、きっちり装着。自己管理もバッチリ。
だったのに…
ある日、こんなLINEが届きました。
「先生…マウスピース…入らなくなっちゃいました(泣)」
その理由は──
「3日間サボった」だけ。
そう、たったの3日です。
📅 油断のはじまりは金曜日の夜

Aさんの物語。
週末、友人と久々の温泉旅行へ。
「1泊2日だし、食事も多いし、まあ今日はマウスピースお休みでいいか♪」
→ 1日目:未装着
→ 2日目:「あ、今日も食べてばかりだし外しとこ」
→ 3日目:「帰りの電車、寝てたら付け忘れた」
3日でまさかの0時間装着。
🦷 そして、悲劇は起きた。
帰宅後、久々にマウスピースをつけようとした瞬間──
「あれ…入らない…」
「いや、ギリギリ…グググ…え、無理無理ムリィィィ!!!」
「嘘でしょ!?たった3日なのに!?」
完全にハマらない。
ちょっとじゃない。
「半分までしか入らない」くらいズレていました。
🧠 歯って、そんなに自由なの?
はい、歯は超フリーダムです。
マウスピースで少しずつ移動させている最中は“固定”されていない状態。
つまり…
「マウスピース外した?戻ろう戻ろう!我が家(元の位置)へ帰ろう!」
と、元の場所に帰ろうとする本能が炸裂します。
それが、たった数日でも起こるんです。
⏱️ だから22時間装着が絶対ルール!
当院では、マウスピース矯正は1日22時間以上の装着が必要とお伝えしています。
これは
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歯を安定して動かすため
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後戻りを防ぐため
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スムーズに治療を進めるため
どれも本当に大事な理由です。
2時間の猶予は「食事・歯磨き・お茶休憩」用の“ごほうび時間”。
それ以上外していると…Aさんのように痛みと涙の再スタートになるかも。
🩹 Aさんはその後どうなったのか?
Aさんは、結局一つ前のステージに戻って再スタート。
マウスピースを再調整し、予定より2週間ほど治療が長引くことに。
「たった3日で2週間延長って…人生って厳しい…」
「でも今は、どんなに眠くてもマウスピースだけは入れて寝てます(笑)」
とのこと。
痛みはもちろん、「スケジュールが狂う」ことのストレスも大きかったそうです。
✅ 最後に:マウスピースは“習慣”が命
矯正治療は、歯を動かすだけでなく、生活習慣を整えるチャンスでもあります。
毎日22時間つけるという小さな積み重ねが、
あなたの未来の笑顔をつくる。
3日サボったAさんは、
今では「22時間ルール」の伝道師。
次はあなたが、
「やっててよかった!」と言える側に立ちませんか?





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