
- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
歯科矯正してよかった7つのこと
2025年05月19日
歯科矯正してよかった7つのこと|見た目だけじゃない意外な変化とは?
「歯並びは気になるけど、矯正って高いし痛そうだし…」
かつての私もそうでした。
ずっと前歯の重なりがコンプレックスで、写真を撮るときも笑うのを躊躇してしまう日々。でもある日、思い切って歯科矯正に踏み切ったことで、自分でも驚くような変化がありました。
歯科矯正=見た目の改善と思われがちですが、それだけではありません。今回は、実際に私が矯正をして「やってよかった!」と心から思った7つのポイントを紹介します。これから矯正を考えている方の参考になれば嬉しいです。
1. 笑顔に自信が持てるようになった
矯正をして一番よかったと感じるのは、やっぱり「笑顔への自信」です。
以前は歯並びが気になって、無意識に口元を手で隠したり、口を閉じて笑ったりしていました。でも、矯正が終わって鏡の前でにっこり笑ったとき、「私、こんなふうに笑えるんだ」と感動したのを今でも覚えています。
自信が持てるようになると、写真に写るのも人と話すのも怖くなくなり、気持ちが前向きになっていきました。
2. コンプレックスから解放された
「他人はそんなに気にしてない」と言われても、本人にとってはずっと気になるコンプレックス。それが歯並びでした。
長年抱えていたモヤモヤが矯正によってスッと消えたことで、心が軽くなりました。
矯正を始めるまでは不安が大きかったけれど、終わってみると「もっと早くやっていればよかった」としか思えませんでした。
3. 噛み合わせが良くなって食事が快適に
見た目の変化に目がいきがちですが、噛み合わせの改善も大きなポイントです。
私の場合、上下の歯のズレで食べ物が噛みにくく、疲れやすさも感じていました。それが矯正後は自然にしっかり噛めるようになり、食事がとても快適に。
歯が正しく当たることで、あごの負担も減り、肩こりや頭痛も軽減された気がします(個人差あり)。
4. 虫歯や歯周病のリスクが減った
歯並びが整うと、歯磨きがとてもラクになります。
以前は歯が重なっている部分に歯ブラシが届きにくく、磨き残しが気になっていました。でも矯正後はスッと歯ブラシが入り、クリーニングもしやすくなりました。
おかげで、歯科検診でも「よく磨けていますね」と言われることが増え、虫歯の心配も減りました。
5. 滑舌や発音が改善された
矯正前は「さ行」や「た行」の発音がやや不明瞭になることがあり、自分でも気になっていました。
矯正後は舌の位置や歯の当たり方が自然になり、発音がクリアに。
人前で話すときや電話対応でも、以前より声が聞き取りやすいと言われることが増えました。
6. 姿勢やあご周りが整った
矯正によって噛み合わせが整うと、自然と体全体のバランスもよくなると言われています。
実際、あごの位置が変わったことで、フェイスラインがすっきりし、写真写りも改善。猫背気味だった姿勢も、なぜか前より良くなった気がします。
小さな変化の積み重ねが、見た目の印象全体にいい影響を与えてくれました。
7. 精神的にも前向きになれた
最後に、最も大きな変化は「心の変化」です。
歯並びに対するコンプレックスがなくなると、人前でも堂々と振る舞えるようになり、気持ちがポジティブに。これは見た目の変化以上に価値がありました。
矯正期間中は大変なこともありましたが、その努力が自信になり、「私って意外と頑張れるんだ」と思えるようになったのも大きな収穫でした。
8. マウスピース矯正を選んでよかった理由
私が選んだのは、いわゆる「ワイヤー矯正」ではなく、透明なマウスピースを使った矯正でした。
最近は「インビザライン」などに代表されるマウスピース矯正が普及してきており、目立ちにくく、取り外しができるという点が魅力です。
私が実際に使ってみて感じた、マウスピース矯正のメリットは以下の通りです
● 目立たないから、日常生活で気にならない
最初に感じたメリットは、とにかく目立たないということ。
仕事中や人と話すときでも「矯正してるの?」と聞かれることがほとんどありませんでした。透明な素材でできているため、写真でも気にならず、矯正中も自然体で過ごせたのは大きな利点です。
● 食事や歯磨きが普段通りできる
マウスピースは食事のときに外せるので、好きなものを食べられるのも嬉しいポイント。
ワイヤー矯正の場合、硬いものや粘着質な食べ物は避ける必要がありますが、マウスピース矯正ならそこまで神経質にならずに済みました。歯磨きも普段通りできるので、衛生的にも安心です。
● 痛みが少なく、違和感も軽減
個人差はありますが、ワイヤー矯正に比べると、痛みや口内炎が少なかった印象です。
新しいマウスピースに替えた直後は多少の圧迫感がありますが、数日で慣れました。違和感が最小限に抑えられているのは、続けやすさにもつながります。
● 自分で管理する意識が生まれる
マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必要です。
最初は「ちゃんと続けられるかな?」と不安でしたが、スケジュールに組み込むことで自然と習慣化。むしろ自分でコツコツ進めていく感じがモチベーションになりました。
矯正の選び方も「自分らしさ」でOK
ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、それぞれにメリット・デメリットがあります。
大事なのは「自分の生活スタイルや価値観に合う方法」を選ぶこと。
私の場合は、目立ちにくさと快適さを重視してマウスピース矯正を選びましたが、その選択は大正解でした。
終りに
歯科矯正は「見た目を良くするため」だけではなく、「心のあり方」や「日々の行動」にまでポジティブな影響を与えてくれるものです。
特にマウスピース矯正は、ライフスタイルに合わせやすく、社会人や学生など忙しい方にもおすすめです。
迷っている方へ伝えたいのは、「今が一番若い日」ということ。
思い切って踏み出せば、未来の自分がきっと「ありがとう」と言ってくれますよ。
まとめ:迷っているなら一歩踏み出してみて
歯科矯正は費用も時間もかかるけれど、それだけの価値がある自己投資だと私は思います。
見た目の美しさだけでなく、心身ともに健康になれる。
矯正を終えた今、私は心から「やってよかった」と感じています。
もし今、迷っているなら——
未来の自分の笑顔を信じて、ぜひ一歩を踏み出してみてください。