- この記事の監修者
- 医療法人「建昇会」理事長。歯科医師。愛知学院大学歯学部卒業、日本成人矯正歯科学会会員、日本矯正歯科学会会員、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校歯科矯正科修了。
歯科矯正の再治療:「前の歯医者が下手」だけではない複雑な理由
2025年11月8日
【矯正の再治療は失敗?】前の歯医者が悪いだけじゃない、再治療が必要になる本当の理由
こんにちは。秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科クリニックで矯正歯科を運営しております、平澤です。
「以前矯正したけれど、また歯並びが気になってきた」
「前の歯医者が下手だったのかも?」
こうしたお声を聞くことがありますが、再治療が必要になる理由は一つではありません。
実は、患者さん自身の要因・治療計画の難しさ・時間経過による変化など、複数の要素が重なって起こることが多いのです。
今回は、歯科矯正の再治療がなぜ起こるのか、その多角的な背景をわかりやすく解説します。
🧩 再治療に至る複合的な要因
矯正の再治療は、単純に「前の医師の腕が悪かった」だけでは説明できません。
以下のようなさまざまな要素が関係しています。
① 患者側の要因
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治療の中断
自己判断で治療を途中でやめてしまった場合、歯が安定する前に装置を外すため後戻りのリスクが高くなります。 -
協力不足
装置の装着時間や通院間隔を守れない場合、治療計画どおりに歯を動かすことが難しくなります。
② 時間経過や生活環境による変化
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後戻り
高校生のときに矯正を終えた方が、社会人になって歯並びが戻ってしまうのはよくあるケースです。 -
審美観の変化
治療当初は「口元を引っ込めなくてもいい」と考えていた方が、途中で「もう少し引っ込めたい」と希望が変わることもあります。
③ 評価の難しさ
再治療の是非を正しく判断するには、次のような情報が必要です。
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治療前の歯並び
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初回治療後の状態
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現在に至るまでの経過
これらが不明なままでは、「前の治療が悪かった」と断定することはできません。
🔍 初回診断と治療計画の重要性
矯正治療の結果を大きく左右するのが、最初の診断と治療計画です。
特に「抜歯の有無」は、治療の方向性を決定づける重要な要素です。
● 治療計画の変更は可能
途中で「非抜歯 → 抜歯」に変更することもできます。
ただし、その場合は治療期間が延びることが多く、歯の移動方向も再設計が必要になります。
● 抜歯は不可逆な選択
一度抜いた歯を元に戻すことはできません。
そのため、抜歯の決定は非常に慎重に行う必要があります。
最初の診断で「非抜歯で十分」と判断した場合でも、
途中で「やはり口元を引っ込めたい」と希望が変われば、
治療方針の再検討が必要です。
💬 再治療を避けるためにできること
再治療を避け、初回から満足のいく結果を得るためには、
以下の3つがとても重要です。
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治療目標を明確にする
見た目・噛み合わせ・期間など、何を優先するかを歯科医と共有する。 -
計画を理解・納得する
抜歯の有無、治療期間、想定される変化をきちんと把握する。 -
経過を丁寧に記録する
万一再治療が必要になった場合でも、資料があれば原因分析が容易になります。
🎥 関連動画:TikTokで解説しています!
今回の記事は、TikTokで配信した「矯正の再治療はなぜ起こるのか?」という動画をもとに執筆しました。
動画では、実際の事例を交えながら「再治療=失敗ではない」という考え方を解説しています👇
(ここにTikTokの埋め込みコードを貼る)
https://vt.tiktok.com/ZSyYvPW2Y/
他にも「口ゴボ」「抜歯/非抜歯の判断」「後戻り予防」などのテーマも発信中です!
🦷 まとめ:再治療は「やり直し」ではなく「再設計」
矯正の再治療は、失敗のリカバリーではなく、
今の自分に合った理想の歯並びを再設計する機会です。
再治療を検討している方は、
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初回治療前の状態
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完了時の記録
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現在の状態
をできるだけ正確に伝え、
信頼できる専門医のもとで詳細な診断を受けましょう。
まずはお気軽にカウンセリングへ
当院では、費用・期間・適用など、どんなご相談でも丁寧にお話しさせていただくカウンセリングを行っております。
「少し気になる」そんな気持ちだけでも大丈夫です。
ぜひ一度、リラックスしてお話をお聞かせください。






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