舌はどこにある?舌癖が原因で歯並びが悪くなる?
2022年07月17日
こんにちは、秋葉原リヨンドール歯列矯正歯科クリニックです。
先日のブログにて、少しだけ触れた【舌癖】
今日はこのことについて詳しく書いていこうと思います。
皆さんは舌癖(ぜつへき)という言葉、耳にしたことはありますか?
きっと耳にしたことのある方は少ないんじゃないかなと思います。
簡単にいうと、舌が前に出てきてしまう癖のことを言います。
ボーっとしている時に歯の隙間から舌が出ていたり、歯に舌を押し当てて飲み込んだりする動きが特徴としてあります。
このようにイーと噛んだ状態で歯と歯の隙間から舌が見えているのが分かりますね。ピンクくなっています。
癖のない人は、歯と歯の隙間は真っ暗になり舌は前には出てきません。
では、舌癖があると歯並びにはどんな影響をもたらすと思いますか?
①出っ歯になる
常に裏側から舌で歯を押すので、だんだんと前歯が前に出ていき出っ歯になります。
出っ歯の人は歯列弓の狭いことが原因の一つでも起こりますが、自分で歯を押していることが関係していることもあります✔
自分の普段の舌の位置、大丈夫でしょうか?歯を押していませんか??
②噛み合わせが開く
上記の出っ歯になると同じ原理で、歯を押すので噛み合わせがふわ~と開いてきます。
正面から見ると一見綺麗でも
横から見ると…
こういったようにきちんと噛んでいない状態です。この写真でも少し歯と歯の間に舌がありますね。
どんなに順調にマウスピースが進んでいても、常に裏から舌で押しているとこのように噛めない状態になります。
マウスピースで歯を噛ませるように動かすことはもちろん可能ですが、舌の力は矯正器具の約10倍の力という風に言われているので舌には勝てません。
癖を治していただくのが最優先となります👅
自分は舌癖があるのか分からない!という方
鏡を見ながら唾を飲み込んでみてください。その後イーっと噛んだ状態で鏡を見てください。歯と歯の隙間に舌はありませんか?
また、さ行、た行を話してみて下さい。舌は前に出てきていませんか?
飲み込み時に隙間から舌が出ていた方、アウトです👮♀️笑
前に出ないように舌を上顎につけて飲み込む練習を行ってください。
さ行た行で舌を出しながら話していた方、鏡を見ながら舌を前に出さずに発音する練習を始めましょう🏁
この2つの練習方法は実際私がやってみて効果のあった方法です。
私も舌癖がありました。
自分では全く気付かないまま過ごしていましたが、ある時にドクターから舌を出しながら喋っている!と言われ気づくことが出来ました。
それからはどうしたら治せるか考え、実際に患者様にお伝えしている練習方法をひたすら毎日行いました。
練習をしていく中で『ああこれだと分かりにくいな』『このやり方の方がいいな』と思うところが多々あり、患者様への指導内容もいい方へ改善できました◎
まずは自分の話すときの舌の動きを見るのが一番だと思います。
お風呂に入っているときや、歯を磨くときなど目の前に鏡があるとき変ですが一度喋ってみて下さい👄
意外と舌が出ているかも…?🙄